■医療設備
富士フイルムメディカル社 
電子内視鏡システム 
FTS4400 sapientia
を導入しました。

内視鏡とは細い管(スコープ)の先端にレンズをつけ身体の中に挿入し、外からは見えない身体の中を観察、検査、治療するための機器です。
胃や腸の中を検査、治療に優れており、メスを入れずに治療を行うことが可能です。食道や胃の中の異物を摘出したり、胃や小腸の腫瘍を診断、検査出来たり用途は多岐にわたります。
当院ではスコープに中・大型犬に適した EC‐590MPに加えて、猫・小型犬に適した細いEG‐530N2を導入しました。

こんな時に消化管内視鏡検査をお勧めします

異物を食べてしまった場合

異物(布、ゴム製品、プラスチック、木片、ビニール、果物の種)を飲み込んでしまった場合は、通常は吐き出させる処置をしますが、吐かせるのが危険な物(針や竹串などの鋭利なもの)は開腹手術が必要になることがあります。
そこで内視鏡を用いる事で、手術をすることなく異物を取り出す事が出来るようになります。※異物の大きさや種類、異物のある場所により、吐き出させる処置が可能な場合、また開腹手術をせざるを得ない場合もあります。

嘔吐や下痢を何度も繰り返すとき

レントゲンやエコー検査だけではわからない事もあります。
内視鏡検査で消化管の内部構造を観察し胃や腸の細胞検査することによって、より正確な診断を行う事が出来ます。

ペットに食欲不振が続き、痩せてきているとき

小腸や大腸に異常があると、栄養が十分に吸収されず、体重の減少が引き起こされることがあります。
内視鏡の細胞検査でより正確な診断を行う事が出来ます。

異物の誤飲、慢性的な嘔吐・下痢や重度の体重減少などでお困りの方はご相談下さい。

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